1.
現状
永続性の問題も深刻です。森林の樹木が数十年から数百年生き続けるのに対し、海藻の多くは数ヶ月から数年で枯死します。気候変動対策として意味があるのは、炭素を長期間にわたって貯留することですが、海藻ではその保証が困難です。
2.
現状
変動性の大きさも課題です。台風の直撃や海水温の上昇によって、藻場が一夜にして壊滅することがあります。そのため、年間の吸収量が安定せず、計画的な気候変動対策として組み込みにくいという問題があります。
3.
現状
流出問題は特に重要です。海藻の90%以上が流出または分解されるという研究もあり、見かけ上の吸収量と実質的な貯留量には大きな乖離がある可能性があります。
4.
現状
土地利用の競合という社会的課題もあります。藻場を再生・保全しようとしても、沿岸開発や港湾整備との間で利害が対立することがあり、実際に藻場を拡大することは容易ではありません。



